次の霊場
大日寺まであと三キロ位の所まで来た時にはもうすっかり夜になっていた。
いい寝場所がなく少し探したが、それよりも腹が減ったので地図に載っていたコンビニまで歩いた。
何もない真っ暗な一本道。本当にこんな所にコンビニがあるのか不安になってきた時、突如現れた光り輝くセブンイレブン。
菩薩来迎のようなありがたさ。
おなかを満たし、近くで寝袋を広げ野宿した。
五月の夜は意外と寒く、安い寝袋では凍える。自販でホットのお茶を買い湯たんぽ代わりにして寒さをしのいだ。
翌朝、ものすごく左足が痛い。大日寺まではあと少し。
ゆっくりと歩く。
大日寺へは距離があり、五時間位かかる。
行ける所まで行き、野宿しようと思っていたので宿を探さずに歩く。
山道、峠道が続く。神山という邪馬台国卑弥呼に関係のある峠を越え里に下りる。
途中、遍路小屋で二人のおばあちゃんに呼び止められてみかんを頂いた。
最近この山ではイノシシや猿が出ると九十歳のおばあちゃんが言っていた。
それと、色が白いから女の子かと思ったよとも言われたので、思わず自撮り。そうかな~
真言宗大覚寺派

十一面観世音菩薩

開基 弘法大使

第12番札所から約30km
おん まか
 きゃろにきゃ そわか
第13番札所
大栗山 花蔵院
大日寺
阿波の国一の宮とはゆうだすき
かけて頼めやこの世のちの世

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