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なんだかんだ五時間位で
焼山寺に着いた。
ようやく着いた達成感と安堵感。
これもお遍路の魅力の一つであるように感じた。
登り始めて四時間程たった時、真夏の暑さ、そして永遠に続く登山道に体も心もへとへとになって、意識がもうろうとしてきた。
そんな時、ふと見上げると長く続く階段の上から視線を感じる。
誰かなと見てみると、んっ空海。
なんと空海がこちらを見下ろしている。
まさかと思いよく見てみると、
ただ空海の像がそこに立っているだけだった。
だが何だか(お前まだまだだな)と諭されたように感じた。
第十二番札所

朝六時に出発。
焼山寺への道のりは、山道を八時間位登らないといけない
通称(遍路転がし)
と言われる徳島一の
難所だ。
日が昇らないうちに
急ぎ山を登ってしま
いたい。
高野山真言宗

虚空蔵菩薩

開基 役行者小角

第11番札所から約43km
のうぼう あきょしゃ 
     きゃらばや
 おん ありきゃ 
   まりぼり そわか
第12番札所
魔廬山 生寿院
焼山寺
後の世を思えば恭敬焼山寺
死出や三途の難所ありとも

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